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宝泉寺の枝垂れ紅桜
紅葉山宝泉寺は、康和元年(1099年)、一意法師の開山と伝えられる富岡町内屈指の古刹です。「宝泉寺の枝垂れ紅桜」は、開山当初の植栽であろうといわれ、推定樹歴900年を越す福島県内でも稀に見る老樹です。
かつては、三枝が地上まで垂れ下がり、開花時には小柄な紅の花を咲かせ、その容姿は大変見事であったと伝えられておりますが、時を重ねるに伴い、衰えが目立ち始め、分枝箇所の腐蝕が入るに及び、昭和56年(1981年)3月に保全工事を行い、二枝を落とし、空洞を処理することで現在に至っております。
900年の長きに渡り風雪に耐え続けて来た老樹として、後世まで継承したいものです