「沢山の思い出をありがとう」猪苗代町の磐梯観光船株式会社が事業継続を断念
昨日から県内ニュースでも話題にのぼっていますが、猪苗代湖や桧原湖で観光船「はくちょう丸」や「かめ丸」を運行し、多くの観光客に親しまれていた猪苗代町の磐梯観光船株式会社が事業継続を断念しました。
東京商工リサーチによると、同社は最盛期の乗船客数は年間約10万人に達していたが、レジャーの多様化などから、乗船客数は伸び悩みが続き、2011年3月の福島第一原発事故後は、風評被害から客足がさらに落ち込んでいたとこことです。
同社は、2019年12月に交通事業会社の事業再編によりグループ企業から外れ、新たな経営体制で再スタートを切り、客足も回復基調にあったなか、新型コロナウイルス感染症の影響で客足が減少。4月13日からの臨時休業に伴い、大型連休中の収入を失い、資金繰りが悪化。今夏の観光需要も見込めないことから、事業継続を断念したとのことです。
同社が昨日の夕方にTwitterにて事業継続断念を投稿すると、「残念です」や「沢山の思い出をありがとう」、「コロナが憎い」など、事業継続断念を惜しむ投稿が多く寄せられました。
また、多くの投稿の中で目につくのが、「子供のころに乗った記憶が忘れられない」など、昔を懐かしむ投稿も多々寄せられております。