名古屋発 浜通りトリップ 6
新型コロナの影響でずっとSTAY NAGOYAしていた私。
県跨ぎの移動自粛解除でようやく浜通りトリップ再開です。
今回は3月に帰還困難区域指定が一部解除された大熊町、双葉町、その北にある浪江町にお邪魔しました。
いわき四ツ倉インターから常磐自動車道に乗り浪江インターで降りるルート。
浪江インターを降りてまず、大堀相馬焼の窯元を視察に。
大堀相馬焼は馬とひび割れデザインが特徴の300年ほど続く福島の伝統工芸品。
行ってみたらまだこの辺りは帰還困難区域でした…
窯元さんはそれぞれに別の地域で活動しているようです。
看板だけを見て引き返し浪江町役場へ。
併設された「まち・なみ・まるしぇ」には浪江町のいろいろなお店が集まっています。
ここで大堀相馬焼を購入することもできます。
ちょうどお昼時だったので迷わず「浪江焼麺太国」で「浪江焼きそば」を食す。
名古屋でしか食べたことがなく、本場は初めて。
美味かった!ニンニク入りの一味をかけると味変して最高です。
実は私、浪江の有名人!焼きそば大王とは何度か食事をしたことがあります。
B1グランプリを受賞したのは愛知県の豊川での開催時だったそうで、名古屋人としては一層親近感が湧きました。
焼きそばを食べて隣のお店を覗くと「親父の小言」の文字が目に入る。
これ某居酒屋チェーンのトイレに貼ってあるもの?と思って調べたらその通り。
この「親父の小言」は浪江町の大聖寺住職の格言だそうです。
知らなかった…
Tシャツなども売っていてお土産にいいなぁと思いました。
その後請戸漁港へ。
広大な原っぱのような土地を抜けようやくたどり着きました。
船が何艘か泊まっていて、再開してるんだなぁという印象がありました。
近くにあった展望台に行くと、震災前と後の様子が看板に載っていました。
この原っぱ…もともとは結構家があったようです。
津波の影響をモロに受けてこの状況になったと知りました…
その後震災の遺構として遺すことが決まった小学校を外から視察。
複雑な想いに駆られましたが、こういう浜通りの一面も浜さ恋で取り上げる必要もあるかなと思い敢えて載せました…
とは言え何を感じるかはあなた次第ということでコメントは差し控えます。
浪江町はそもそも原子力政策の対象地域ではなかったため、浜通りでも独自の町政で発展してきたそうです。富岡町と同じ時期に帰還困難区域解除がされたそうですが、正直富岡町に比べると復興スピードは遅いかなぁと感じました。
だからこそこれから再び街を作っていくフェイズなのだと思い、この先の未来に明るい希望も感じることができました。
浪江町を抜け、双葉町・大熊町へと車を走らせます!