9年ぶりに農業再開 南相馬・小高の「トムさん農園」
【福島民報ニュース】
南相馬市で農産物の生産や販売に取り組む「小高ファーム・トム・アグリテック」会長の富田秀雄さん(69)と長男で同社社長の雄介さん(44)は、原発事故から約9年ぶりに農業を再開した。同市小高区北鳩原に「トムさん農園」を設け、コメ作りや、野菜のハウス栽培に取り組んでいる。8月30日に即売会を開く予定で、8月4日に関係者向けの開園式を行う。
農園ではコメ、麦、ナスやピーマンなどを栽培し、土も販売している。野菜は、プランターの下層部から空気と水を送り込み土と苗の鮮度を保つエアープランター方式と呼ばれる栽培法で育てている。土は複数の肥料を混ぜ込んだ独自の培土を使用する。
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