いわき市の嘱託殺人 求刑10年に対して8年の判決
今年1月、いわき市の水石川公園駐車場に停車してあった乗用車から吉川美奈子さん(当時43歳)ら母子4人の遺体が見つかった事件で、いわき市の住宅リフォーム業の緑川雅孝被告(51歳)が承諾殺人と嘱託殺人の罪に問われた裁判の判決が5日福島地方裁判所いわき支部にて判決が言い渡され、懲役10年の求刑に対して、懲役8年の判決を言い渡しました。
名島亨卓裁判長は、「心中を拒むことが困難だった子どもたちを巻き込んだのは、安易かつ短絡的な犯行」としたうえで「4人の尊い命を奪った刑事責任は重い」として緑川被告に懲役8年の判決を言い渡した。
6月24日に行われた裁判で、緑川被告は、「みんなが一生懸命考えて決めたので後悔はない」と話しました。また、「3人の子供たちの将来を考えなかったのか」という検察側の質問に対して、同被告は「考えました。これからを生きていくやつらなので、ついて行くか、ついてこないかそこだけは美奈子さんの意志に反して聞いた」と答えました。
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