大熊の小中でAI活用開始 教員と学習理解度共有

【福島民報ニュース】

京電力福島第一原発事故の影響で会津若松市に避難している大熊町の熊町、大野両小学校、大熊中で26日、AI(人工知能)を活用した授業が始まった。町内大川原地区で2023(令和5)年4月に開校を目指す幼保・小中一貫校での本格導入を見据え、一人一人の学習進度にあった教育を展開する。

タブレット端末を使って問題を解く大熊中の生徒

 大熊中では数学の時間に生徒がタブレット端末を使って問題を解いた。生徒はそれぞれのペースで課題を進めた。生徒の解答状況や正答率などは担当教員のタブレットに反映され、教員が生徒の理解度を把握できる仕組みとなっている。

3年の東理このみさんは「間違えるとヒントや解説が出てきて分かりやすかった」と話した。

 熊町、大野両小学校では算数の時間に導入した。

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