田村市、地元産食材を給食に 今月から「市産食材の日」

【福島民報ニュース】

田村市は今月から毎月1回程度、小中学校の給食に「市産食材の日」を設ける。新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けた地域経済を活性化させるのが目的で、初回の25日は、市内産の牛肉と米を使った牛丼などを提供する。食育にもつなげたい考えだ。

 市内の小学校11校、中学校六校の合わせて17校で実施する。7月に専決処分した2020(令和2)年度一般会計補正予算で、農産物応援事業として1843万円の予算を確保した。

 市農林課によると、子牛の価格が下落するなど、新型コロナが市内の農業や畜産業に影響を与えているという。市内産の野菜や肉、加工品を積極的に活用し、事業者を支援する。同課の担当者は「市内産の食材の豊かさを知ってもらう機会にもなればうれしい」と話している。

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