東日本大震災・原子力災害伝承館を公開 複合災害の現実切々と
【福島民報ニュース】
双葉町で5日に報道陣向けに公開された県の東日本大震災・原子力災害伝承館では、東京電力福島第一原発事故発生直後の混乱を伝える資料や、被災展示物などが並ぶ。
一般への開館は、9月20日から。
伝承館では、これまで県が収集してきた約24万点の震災・原発事故関連資料のうち、167点を展示する。
地震の起きた時刻で止まった時計、津波で基礎のコンクリートごと流されたポスト、ひしゃげた道路標識があり、災害の大きさを伝える。
原発事故で国が現地対策本部を置いた大熊町の旧県原子力災害対策センター(オフサイトセンター)の事故当時の状況を記したホワイトボードは混乱を物語る。県によると伝承館でしか見られない貴重な資料という。除染廃棄物を詰める袋「フレコンバッグ」や防護服の実物が置かれ、長期化する除染の一端が見える。
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【「東日本大震災・原子力災害伝承館」について】
開館日: 2020年9月20日
開館時間: 9:00〜17:00
休館日: 火曜日
入館料: 大人600円、小人300円
URL: https://www.fipo.or.jp/lore
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