浜の駅 松川浦がグランドオープン
相馬市が市内尾浜地区に整備した復興市民市場「浜の駅 松川浦」は10月25日、グランドオープンした。
セレモニーを行い、関係者が相馬の農水産物を広く発信しながら交流拡大や風評払拭(ふっしょく)につなげ、新たな復興への一歩とする誓いを新たにした。
同市場と、同地区の津波被災集落移転跡地に先日開園した「尾浜こども公園」の完成により、東日本大震災からの復興における相馬市のハード面整備事業は一定の区切りを迎えた。セレモニーで立谷秀清市長は「全国から足を運んでもらえる施設を目指し、市民と一緒に育てていきたい」とあいさつし、出席者と共にテープカットした。
市場はプレオープンとして10月22日から営業していたが、この日は初の日曜日とあってセレモニー後の開店と同時に館内はにぎわった。
相馬沖産の新鮮なホッキ貝などが人気を集め、買い求める人が列を作った。
併設のフードコートでは相馬沖の水産物を中心とした食事が提供されている。
二本松市から訪れた建設業森木伸二郎さん(72)、うた子さん(68)夫婦は「相馬の魚はやっぱりおいしい」と満足そうだった。
販売コーナーの営業時間は午前九時から午後六時まで。フードコートは午前十一時から午後三時まで。