南相馬の名所をぐるり。サイクリング大会開催

あぶくま信用金庫創立70周年記念第53回県サイクルスポーツ南相馬大会兼南相馬ファミリーサイクリング大会は10月25日、南相馬市原町区のひばり生涯学習センターをスタート・ゴールとする約36キロのコースで繰り広げられた。

参加者約150人が市内を巡り、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の歩みに思いを寄せた。

実行委員会の主催、県サイクリング協会の主管、あぶくま信金の特別協賛、福島民報社の協力、福島イノベーションコースト構想推進機構、市、市教委などの後援。

「過去から現代、そして未来へ繋(つな)がる南相馬を走ろう」をテーマに、原町区の福島ロボットテストフィールド、小高区の相馬小高神社などを訪れた。地域に根付く歴史や文化、最先端技術に触れた。

参加者は検温やマスク着用など、新型コロナウイルス対策を徹底した。
福島市から参加した会社員橋本怜奈さん(20)は「車だと見落としがちな地域の魅力を再確認できて良かった。また遊びに来たい」と話していた。

開会式では、実行委員長の太田福裕あぶくま信金理事長が「コロナに負けないとのメッセージを発信し、地域に活力を取り戻そう」と呼び掛けた。山口勇県サイクリング協会長が「素晴らしい秋晴れの下、競技を堪能してほしい」と語った。協力団体代表の芳見弘一福島民報社社長、来賓の門馬和夫市長があいさつした。太田理事長の号砲で出発した。

閉会式では、県サイクルスポーツ大会の永年出場者8人を表彰した。
受賞者は次の通り。かっこ内は住所。

▽40回=渡部弘道(猪苗代町)
▽35回=石塚隆之(郡山市)横山健一(須賀川市)
▽30回=松本健治(南相馬市)
▽25回=赤津和男(いわき市)
▽20回=池田隆成(同)吉田美和子(同)
▽20回=佐藤秀夫(喜多方市)

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